HOゲージ 客車

■車両紹介 - 客車

スハ43系

スハ43系

スハ43系は、以後の客車の標準となった切妻の車体に当時先進のウイングバネ式TR47形台車をはいた、戦後を代表する客車のひとつで、 スハ43・スハフ42あわせて1000両以上が昭和26年(1951)から30年(1955)にかけて製造されました。
スハ43の一部は台車をTR23に交換されてオハ47に形式変更されました。


24系25形

24系25形

昭和49年(1974)、居住性の向上と省力化のため2段式B寝台を採用したニューブルートレイン24系25形が誕生しました。
青20号の車体にステンレス製の飾り帯が特徴です。
昭和51年(1976)には、1人個室のA寝台車オロネ25形や、B寝台車の上段ベッドが固定式、寝台側と通路側の窓の大きさが異なる100番台が登場しました。
製品はオハネフ25-100、オハネフ25-200、オハネ25-100の単品車両をラインナップしました。


オハネ15形

オハネ15形

車両火災防止の観点から、床下にディーゼル発電機を装備する分散電源方式の14系14形に代えて、 編成端に電源車を連結する集中電源方式とした24系が、1973年以降に製造されました。
しかし、分割・併合列車の運用上14系が不足するために、1978年に再度、14系が製造されました。
このときの増備車は、スハネフ15・オハネ15形の2形式63両で、車体は24系25形のオハネフ25形200番代、オハネ25形100番代に準じており、14形と区別するために15形とされました。
牽引機には、EF66形やED76形、EF81形300番代をラインナップしています。


14系14形特急寝台客車

14系14形特急寝台客車

14系寝台車が、“元祖ブルートレイン”20系に代わる新系列の寝台特急用客車としてデビューしたのは、1971年(昭和46年)のことでした。
14系寝台車は、1972年(昭和47年)までに188両が製造され、現在もさくら(東京~長崎)・北陸(上野~金沢)等の列車で活躍を続けています。
デビューから30年以上が経過し、活躍の場が減った14系寝台車ですが、寝台特急全盛だった時代を見てみると、実に多くの列車に使用され、本州・九州のほとんどの幹線を走っていたことが分かります。
また、近年では編成中に改造個室寝台車も連結されるようになりましたが、昭和63年頃までの編成は、ほぼオリジナル車のみで組成され、寝台車の客室窓高さが両側面で統一された美しい編成が、全国の幹線を駆けめぐりました。


10系客車

10系客車

旧型の寝台車を置き換えるため製造された軽寝台客車です。
ナハネ11はナハネ10の改良型として1957(昭和32)年に登場し、全国の特急・急行列車の3等寝台車として活躍し、近代化改造後青15号塗色となりました。
ナハネフ10はナハネ10を緩急車改造して1963(昭和38)年に登場した3等寝台車で、全国の特急・急行列車に使用され、近代化改造後青15号塗色となりました。
オハネ17は従来客車の台枠を利用して10系寝台客車と同等の車体を載せた改造車で1961(昭和36)年に登場し、全国の急行列車の3等寝台として使用されました。
近代化改造により、1964(昭和39)年頃から青15号に塗色変更されました。




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