安定した走り装置を製造することに定評があり、耐久性も高いです。
Bトレインショーティーを除いて部品供給、ライセンス生産は行っていません。
モーターも自社製であるように、内製化率が高く模型制作へのこだわりは強い企業です。
また1980年代後半より業界各社に先駆けて当時、まだ普及途上であったCAD/CAMを導入し、高品質の製品を供給しました。
実物の印象をよく捉えた丁寧な作りこみの製品を発売しています。
製品はプラスティックに細密なモールド(彫刻)を施して形態を再現しています。
海外では特に評価が高く、多数の鉄道模型会社がひしめくヨーロッパにおいても他社に引けをとることなくTGVやタリス等において高い評価を得ています。
アメリカにおいても同様に、バックマンやアサーンよりも後発であるにもかかわらず、同一車種を出した場合、初版ロットが発売後数ヶ月で完売します。
人気のある車種においては再発売までの周期が長い場合、プレミアがつき、小売価格よりも高価格で取引される場合もあります。
蒸気機関車モデルには1/140(正式な縮尺:1/150・9mm)ほどの大きさのオーバースケール製品が多いです。
これは当時、蒸気機関車本体に内装できる小型モーターが存在せず、キャブ(運転室)内にモーターを納めるためでしたが、
これに合わせる形で他の機関車や貨車製品もオーバースケール化されており、他社の1/150製品と編成を組んだ際に違和感が残るものとなりました。
2002年には小型モーターの自社開発に成功、9600形に採用されましたが、火室内に収めたため少々オーバースケールとなっています。
2007年には、リニューアルされたC62が初の1/150の蒸気機関車として発売されました。
なお、国鉄型電車・気動車の古い製品では、所属標記が「関スイ」という架空のものになっているものがあります(近年はリニューアルで実在のものに変更されるケースが多いです)。
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