パワーパック、パワーユニット、トランスとも呼ばれる電源装置で、入門向けの低価格品から大容量の高級機種にいたるまで豊富な種類が発売されています。
また近年、DCC用の機器も多く製品化されるようになってきています。
DCC方式では、モーターの制御は、モーターを搭載した車両(動力車)に制御用マイコン(デコーダ)を設置し、レールには、数kHzのPWM信号を流します。
これは高周波の交流ですが、従来の直流12V用の模型車両とも、ある程度の互換性を保つことが出来るよう考慮されています。
信号の電圧は(G、O、HO、N、およびそれらのナローなど、主要な各ゲージに共通)は12Vであり、整流し、電源として使用することもでき、
またアドレス0として、モーターがレールに直結しているDCC未装備の車両の制御を行うことも出来ます。
信号には制御対象をあらわすIDと共に、各種の制御目的の命令がパケット化され格納されており、各デコーダは自らに与えられた命令を認識し、
実行することによってレール上に存在する各車両が制御されます。
アドレスは1024まであり、各動力車のみならず付随車の電灯制御、ポイントの切り替え、ターンテーブルの駆動ができます。
重連運転も容易で、その場合も、先頭車のみがヘッドライトをつけ、警笛を鳴らすこともできます。
ポイントは個別選択ではなく、ルート選択が可能になり、複数のポイントを同時に切り替えることができます。
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